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ブラックユーモアあふれる映画『東京原発』を鑑賞しました。

福島の原子力発電所、未だ予断を許さない状況が続く毎日ですね。
過熱報道も大分落ち着いてきましたが、先日は水道水から基準値以上の放射線物質が見つかったり。
震災後2週間経ちましたが、原発の影響は未だに日本に重い影を残しています。


そんな中、レンタルショップで面白そうなタイトルのDVDを見つけたので借りてきて見ました。
東京原発』です。2004年の映画と、比較的最近のものでした。
tokyo_genpatsu01.png



簡単なストーリーとしては、役所広司演じる東京都知事が、東京に原発を誘致しよう!と発案して、
都庁の会議室で議論が繰り広げられていくってお話です。

tokyo_genpatsu02.png

これだけだと、原発推進映画みたいですが、結果としてこの映画は反原発がテーマです。
ここは詳しく書いちゃうとネタバレになりますので割愛します。



いやー、でもこの映画、結構面白かったんです。
この映画を一言で説明すると、『反原発コメディ』なんですよねこれ。

劇のほとんどが都庁の会議室で進行するワンシチュエーション。
会議室内では、原発のあれこれを説明したりする、「お勉強会的な映像」が続くんですが、
映画全編にブラックユーモアがちりばめられてて、クスりとさせるところが多かったり。

tokyo_genpatsu03.png

それに、役所広司の演説が力強くて、おお、なるほど、って変に納得しちゃったり。
エンタメとして、ブラックなユーモアとしてエネルギー問題を扱ってるんですよ。





劇中でこんなやりとりがあります。


「確かにテレビCMで言ってますよ。もう日本の電力の3分の1は原子力なんですよねぇ。」
「今さら電気のない暗黒の世界なんて想像もつかんだろ。」
「まぁー、一度停電にでもなれば、電気の有り難さが身にしみてわかるんでしょうけど。
最近は停電も無いしな。」
「うむ」
「停電にするか!とりあえず23区1時間くらい。どうなるか面白そうだなぁ!」
「一同笑い」





ブラックに感じるのは、もう身に降り掛かってきてる問題だから、よりブラックに感じるのかも。
劇中では笑いながら冗談半分に言ってますが、もはや計画停電により現実となってしまいましたね…

ここ最近節電しながら生活してると、何も考えずに使っていた電気の有り難みが身にしみてわかります。
東京23区でも計画停電が実施されるとかされないとか。
さらに数年規模の停電になるかもしれないとのことで。


今現在、何かとエネルギーに関して関心を持たざるを得ない状況なので、原発について、今後のエネルギー政策について、政治家や東電だけではなく、国民が議論に参加していくべきだと思います。
「原発はもうやめよう。やっぱり怖いもの。」っていう意見も出るでしょう。
「いや、やっぱり関東のエネルギーまかなうには原発必要だよね。」っていう意見も出るでしょう。
多分どっちが正しいとかは無いんですが、問題に関心を持つことが重要なのだと思います。

この映画の中でも言ってましたが、国の政策を傍観してるということは賛成してるのと同じこと。
我々が関心を持つことが、原発を考える第一歩では無いでしょうか。



この映画は、原発の予備知識を深められる映画なので、この度に一度見ておいて損は無いと思います。
しかしこの映画の批評をウェブ界隈でちらっと見ましたが、誇張表現がないわけでもないよう。
映画として、エンタメとして、気楽に見るのがよろしいかと思われます。


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この映画はただの3D映画ではない。

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皆さんはもう『アバター』ご覧になりましたか?
去年の12月に公開されて、歴代興行収入一位に躍り出たり、アカデミー賞にノミネートされたりと
何かと話題になったのでもうご覧になった方も多いかと思います。

早いもので、4月23日にブルーレイ&DVDが発売のこの作品。
上映もまもなく終わってしまうので、先日、この映像体験を体に焼き付かせよう!ってことで
川崎のIMAXシアターに見に行ってきました。
結構長文記事になりました。




IMAXの何がいいか?っていうと、映像が繊細、高音質な立体音響、スクリーンがドでかい!これに尽きます。
アバターの場合、3D作品なのですが、IMAXでの3Dの上映方式は、通常の映画館のそれと比べて違います。
明度や色再現度や視野角が数ある方式の中で優れているのです。
これはIMAXデジタルの上映設備がデュアルプロジェクションだからです。
そしてなんと言ってもメガネが軽い!
XPANDのメガネなんて漬物石レベルにゴツいですものね…



また、IMAX版のアバターは、IMAXスクリーンをフルに使って上映します。
通常アバターをIMAX以外の劇場で見ると、シネスコ上映になっていて、上下をカットした状態で上映をしているんです。
しかしアバターはビスタサイズがマスターなので、IMAXシアターではフルサイズで鑑賞ができます。
これは、各劇場で最大サイズで上映されるようにアスペクト比を変えたバージョンを用意したからだそうです。
日本では、フルサイズで見られるのはどうやら4館あるIMAXシアターだけらしいです。
ちなみに今度発売のブルーレイはビスタサイズで収録されるみたいですね。

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1.78:1と1:2.35の見え方のイメージ





70mm15P版もあるそうなのですが、こればかりは残念ながら海外に行かなければ体験できません。
現状では、全国に4館ある109シネマズのIMAXシアターが日本国内で最高の映像体験ができます。
とりあえずここに行けば間違いないという映画館です。
川崎、菖蒲(埼玉県)、名古屋、箕面(大阪府)に四つあるのみです。





アバターをIMAXで見るのは実はこれで二度目なんです。前回行ったときはレビューしてないので…
ちなみに前回行ったとき、なぜかめざましテレビの軽部さんが壇上に上がってコメンテーターしてました。
翌日のめざましテレビとかで紹介されたんですかねー?。
軽部さん曰く、何回もアバターを見る人のことをアバタリアンというらしいです笑




ということでラゾーナへ。
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相変わらずこの建物、美しいです。



入り口前のポスター。
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ネットで予約してきました。この端末で発券します。購入時のクレジットカードが必要なので注意。
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やっぱりこの劇場前のIMAXロゴはカッコいい!
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これが噂のIMAX用のメガネ。
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劇場内は暗いので、飲み物買いに行くついでにロビーで撮影しました。
フラッシュ焚く勇気は無いぜ…



そして、いざ鑑賞。
IMAXのデモ映像→アリスインワンダーランドの予告編→アバター本編
だったと思います。




アバターは本当に素晴らしい映画です。映像がもうすごい迫力。
3Dで見ると空撮シーンとか空を飛んでいるようです。

もうほとんどの人が見てると思うので詳しく鑑賞レビュー書きませんが、やっぱりあの映画いいですね。。。
僕もパンドラ行きたいよナヴィ…
アバター見て鬱になる人が多いらしいですが、何となく頷けますよね。笑


…パンドラの素晴らしい世界とナヴィの人たちを見て、自分もその1人になりたいと思うようになった。もし自殺すれば、パンドラのような世界に生まれ変われるのではないかとさえ考えてしまう」とつづった。
こうした状態から抜け出す方法としてファンサイトには、現実の人々とかかわって前向きな活動に取り組む、アバターのゲームをする、映画のサウンドトラックをダウンロードする、といったアドバイスが寄せられている…



らしいです…
それだけ影響力の大きい映画なんですよね。








さて話を変えます。
久々に映画を勉強している身として、技術について書こうと思います。


様々なサイトのアバターのレビューを見ましたが、多くの方が
「アバターは8Kで撮影されてる」と書いていますが、僕の調べた限り違います。

あまり人の批判はしたくないのですが、このサイトでは、
「ダークナイト」は“世界初”の「IMAX専用8K」のカメラで作ったものです。
アバターを撮影したのはジェームズ・キャメロン監督が自分で開発した8K画質の3Dカメラです。

と、IMAXやフィルムを、明らかに間違った認識で堂々と色々語ってまして…
筆者は結構キャリアある方みたいなのですが…

と、この機会なので、IMAXやフィルム解像度についても書いてしまおうと思います。
僕も未熟なので、間違ってる点があったら補足コメントお願いします。






アバターを撮影したカメラシステムは、SonyのHDC-F950を、両目用で二台使用し、小型化するために改造して、手持ちで撮影できるようにリグを付けたカメラシステムだそうです。

後にこれはフュージョンカメラシステムと名付けられました。

008.jpg
キャメロンとフュージョンカメラシステム


このフュージョンカメラシステム、元はタイタニックのドキュメンタリ作品、「ジェームズ・キャメロンの タイタニックの秘密 」で、長時間深海での撮影にフィルムでの3D撮影が困難だったため開発されました。キャメロン自身が開発に携わっています。
HDC-F950は、1980×1080の解像度なので、8Kという解像度で撮影というハナシは、?です。
このことより、アバターの撮影時のオリジナル解像度はフルHD相当だと考えます。
そもそも8Kで撮影できるカメラとか研究所にしか無いんじゃないかと…

しかしアバターは海外では70mm15Pフィルムでも上映されていたり、IMAXと名乗る以上、ポスプロの段階でさらに高繊細化処理はしていると思います。
ほとんどグリーンバック合成やモーションキャプチャでの撮影だと思うので、3DCGデータから高繊細なまま出力した場合、完成した映画本編のオリジナルデータの解像度は8Kほどあるかもしれません。
ただ、撮影データはフルHD。








次はフィルム解像度について。
フィルムは化学物質で構成された粒子からなるので、正確な解像度は測定はできないものだと考えています。
フィルムの種類によっても粒子の粗さが変わりますので(高感度フィルムは粗い)、何とも言えないのです。
おおよそ35mmフィルムは解像度に直すと大体4Kほどと言われていますが、スキャン後の処理によっては、16Kでもシャープなまま取り込める可能性だってあります。

フィルム解像度=無限

と、までは言えませんが、フィルムにはデジタルでは表現しきれない、まさに化学の結晶が詰まっています。


70mm15Pの作品、例えばダークナイト。
これは8K解像度どころの騒ぎではありません。
仮に35mmフィルムが4Kの理論だと、70mm15Pフィルムのフィルム面積は35mmの約10倍あるため、40K?ということなんですかね?笑


デジタル(ビデオ)はフィルムを追っかけながら成長してきました。
近年になり、その画質の差が大分縮まってきているのは事実だと思います。
ただ、どんなに差が縮まれど、デジタルがフィルムに勝ることはないんじゃないかな。

おっと、フィルムを熱く語ってしまいました。




だいぶアバターからそれてしまいました。
アバター、川崎のIMAXシアターでは16日まで上映しているそうなので
まだ体験してないモノは急げ!
17日からはアリスが公開ですね。これも楽しみ。










最後に、ジェームズキャメロンの名言を。
「この映画はただの3D映画ではない。これは夢の世界への『窓』だ。」

かっこいい!キャメロン!

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【映画鑑賞レビュー】 20世紀少年最終章の撮影現場の覚え書き

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昨年の夏に第一部が公開された映画、20世紀少年。とうとう最終章が先月公開されたので見に行ってきました。
最終章は、僕も6日間だけ現場の手伝いのバイトに行ったので、そのときのことを書いていこうかと思います。
ネタバレがあるかもしれないです。


詳細は以下から。

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【映画鑑賞レビュー】 サマーウォーズを見てきました。

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8月1日公開のアニメ映画、サマーウォーズを観てきました。
時をかける少女の監督細田守が描く、ネットワーク上の架空都市、OZのポップな世界観が特徴的でした。
※レビューにはネタバレを含みます。

レビューは以下から。

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【映画鑑賞レビュー】 「ソロコンテスト」を観てきました。

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記事を書くのが随分とあとになってしまいましたが、先日トリウッドにて観てきた二本の作品のうちの一本です。

レビューは以下から。

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【映画鑑賞レビュー】 「虹色★ロケット」より、命について考える。

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8月5日にトリウッドで見てきた映画です。
この作品、トリウッドでは何度目も上映しているのですが、今回、アンコール上映をやっていたので、見に行ってきました。

僕の母校でもある、千葉県立幕張総合高等学校の生徒が、命というテーマで作った自主映画です。
当時相当話題となり、ついにはDVD化もされたというすごい映画です。

この映画の製作チームは僕の2コ上の先輩にあたります。残念ながら僕は製作には携われなかったんですけどね。
ちなみに時をかける少女なんかもこの学校が舞台だったりします笑

レビューは以下から。

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【映画鑑賞レビュー】 S・ソダーバーグ監督 チェゲバラ2部作

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先日早稲田松竹で見た、スティーブン・ソダーバーグ監督の「チェ 28歳の革命」、「チェ 39歳 別れの手紙」のレビューです。
早稲田松竹の記事は、以前書きましたので合わせてご覧ください。
【映画館レビュー】 高田馬場の名画座、早稲田松竹に行ってきました。


レビューは以下から。

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プロフィール

根本ヒサシ

Author:根本ヒサシ

映像技術を勉強中の学生。
日本大学芸術学部の映画学科在籍。
コツコツとチマチマとやっています。

詳細なプロフィールはこちら

学生ドキュメンタリ映画
『911の子どもたちへ』 撮影
http://911children.com/


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